2008年04月28日

Amina(Amiina)『AnimaminA』

 アイスランドの女性4人組。元はSigur Rósなる人のバックバンド?らしい。「Amina(Amiina)」となっているのは、改名して現在はAmiinaとなっているため。

 本作はインスト4曲。メンバーはいずれもバイオリンやチェロなどの弦楽器プレーヤーらしいのだけど、本作はその弦楽器と、鉄琴やオルゴールっぽいきらきら音のハーモニーが美しい。両者がゆるやかに重なり融合していくtrack3は、さながら夕暮れの空を闇がゆっくり塗り替えていくよう。

 ジャンル的にはアンビエント……なのかなあ。曲の構成はわりとはっきりしていて退屈しない。幻想世界を旅するような、夢見心地の4曲……では足りないよねやっぱ。アルバムも出ているようなので、これはやはり聴いてみなければ。

Amiina (アーティスト公式)
MySpace.com - amiina (試聴あり)

Amazon.comで全曲試聴あり
posted by 築城 at 22:56| アコースティック

2008年04月26日

Alquimia & Gleisberg『Garden of Dreams』

 Alquimiaの方は、ケルトや中世や民族やクラシックその他をまたぎつつ、ソロではアルバムごとに方向性を変えていろいろやっている人。一方、Gleisbergの方は Ambient / Classical / Electronicaなコンポーザーとしか分からず。分類不能なところでやっているのは一緒か。

 シンセ音にフルートやハープ、ピアノなどを交え、アコースティックで優美なサウンド――にAlquimiaを乗せるとこうなるのね。独特のメロディや転調など、やはり一筋縄ではいかない。

 そしてもちろんヴォーカルは、ケルティックかつ多重コーラス多数。高らかに歌い上げる感じの曲はなく、全体的に抑えたトーンで静かに美声が流れる。派手さはなく、ゆったり浸れる1枚。

Welcome to the music of Alquimia (Alquimiaアーティスト公式、Discographyに試聴あり)
gleisberg.com (Gleisbergアーティスト公式)
posted by 築城 at 00:25| アコースティック

2008年04月24日

Alquimia『A Separate Reality』

 ケルト方面にハマっていた頃に知り、ケルトーと思って聴いてぶっとんだ1枚。公式サイトやMySpaceの記述など見ると、ケルトのほか、中世や民族やクラシック等々を取り入れ、錬金術(alchemy)のごとく新しい音楽を生み出す――のが名前の由来らしい。そんな女性ヴォーカリスト&コンポーザーの、ソロでは多分ファーストアルバム。

 ほぼ全編打ち込み、漆黒の宇宙空間にケルト的女性ヴォーカルが響き渡るイメージ。しっかりリズムを刻むテクノな曲もあり、かと思うと多重コーラスで天上の調べのような曲もあり、ダークなエスノヴォイスものもあり。確かに、他に例えようのない「新しい音楽」かも。プログレ方面に受けるのが分かる。とりあえずケルトは忘れて聴くべし。

Welcome to the music of Alquimia (アーティスト公式、試聴あり)
posted by 築城 at 22:06| ケルト